タイトルで、英語力が一気に伸びる、と書きましたが、『英語が話せるようになる』には一歩一歩地道な勉強が必要です。
しかし、例えばスポーツでもなんでも、ちょっとしたコツを伝授されてそれを元に練習をするとめきめきと伸びたりしますよね?今日はその英語のコツを紹介します。
あるぱか
コツ①主語・述語がめっちゃ大事
英語と日本語って根本的に全く違う事がたくさんあります。その一つ目は主語の扱い方です。
日本語は・・・
日本語では、主語をあいまいにしたり、省略することがよくあります。
例えば、
- 昨日A子に会ったんだけどさあ、髪切った事全然気づいてくれなくてさ~
- 雨降るって!洗濯物入れたほうが良いよ
この二つの文章の主語が全て省略されているの、わかりますか?
『昨日、A子に会った』の主語はわたし、『髪を切ったのに気づかなかった』のはA子。『雨が降る=雨模様になる』の主語は天気、『洗濯物を入れるべき』なのはあなた。
日本語という言語・文化は、このように主語を省略しても、聞き手が話の流れや状況から察する文化なのです。
英語は・・・
対して、英語では主語を絶対に省略しません。(命令文の時や、会話の中でとっても砕けた言い方をするときにたまに省力することもあったり、まれに例外はあります。)そして、その主語に対する述語も必ず必要で、この主語と述語のセットでほぼほぼ文章は出来上がります。
昨日A子に会ったんだはI met A yesterday.
髪切ったの気付いてくれなくてさ~は、She didn’t realized at all that I had hair cut.
雨が降るって!はIt will rain soon.
洗濯物を入れたほうがいいよ!はYou should take the laundries in!
この主語と述語のセットの後に追加情報をどんどん付け足していきます。なので、いかに主語は何か、それに対する述語は何かを見極める事がコツなのです。
コツ②必要な情報の付け足し方
コツ①では、主語と述語をいかに見極めるか、というお話をしました。
もちろん、はなしをするときには、主語(誰が)述語(なにした)以上の情報もどんどん付け足していく必要があります。
言葉を並べる順番のちがい
小さいころ、こんなゲームをしたのを覚えてないですか?
あるぱか
ここからも分かるように、日本語では基本的に『いつ・どこで』などの詳細的な情報を先に話して、核心の『だれが・なにをした』は最後にくるんです。
しかし、この文章は日本語の場合、順番をバラバラにしても意味が伝わります。
例えば
- お母さんが100年前に、キリンをフランスで買った
- キリンを買った、フランスで100年前にお母さんが
- フランスで、お母さんが100年前にキリンを買った
どんな順番にしても、意味は同じですよね。あえて言うなら、詳細から→核心へという文章の成り立ちが自然ですが、私たち日本は、各単語が文章の中のどの位置にいるかというとこはあまり気にして話していないんです。
一方でこれが英語の場合
英語を話す人達は、単語がどこにあるかで、その単語の役割を理解しています。
例えば、上記の文章を英語にすると、
My mom bought a giraffe in France a hundred years ago. となります。
これの語順を変えてみると・・・
A giraffe bougnt my mom in France a hundred years ago.(キリンに買収された母)
France bought my mom, a giraffe a hundred years ago.(フランスにキリンと同様に買収される母)
と何ともカオスな状況になってしまいます。
英語は、その単語がおかれた位置で単語が担う役割が変わってきてしまうので、単語を使う順番を気にしながら話さないといけないのです。
どんな順番でならべる?
じゃあどんな順番で言葉を並べていくか?ですが
- 主語・述語
- だれに?なにに?
- なにを・なにが
- どうやって
- どこで
- いつ
この①~⑥の中のどれかの項目を説明するためにもう一度、主語・述語の組み合わせが出てくることがあります。そうすると、その項目の説明が終わるまで①~⑥の順番で言葉を並べていきます。
あるぱか
I’m so glad the album is bringing you some joy, because that’s what I always wanted it to do. We’ll reschedule this very soon. ❤️
— Lady Gaga (@ladygaga) May 29, 2020
- 主語・述語 ⇒I’m so glad(私はうれしい)
- の情報はナシ
- 何が? ⇒the album is bringing(そのアルバムが持ってくること) ここで、この項目3の説明として、主語・述語が来ているので、この項目が終わるまではまた1~6の順序で情報を付け足します。ここでは主語・述語の次に2の誰に?⇒you(あなた)が来ています。その次に3のなにを?⇒some joy(いくつかの楽しみ)
このような感じで、基本的にこの①~⑥の順番を基本に文章をどんどん長くしていけばいいのです。この順番を身に着けるための訓練におすすめの参考書を一応貼っておきます。
最後に
この2つのコツが身についているかいないかで、一気に英語力が変わる2つのコツを紹介しました。頭の片隅において、英語学習に励んでみてください。