こんにちは、あるぱかです。
この記事では、こんな疑問を解決します。
これを読むと、今のあなたに必要な勉強が明確に分かって今すぐ英語の勉強に取り掛かることができます。
ちなみに、この記事を読んで勉強する際のゴールは英語中級者に設定しています。
- 基本的なコミュニケーションが問題なくとれる。
- 英語が話せない人には、「英語ペラペラだね」といわれる
- たまに、相手の言っていることが分からずにもう一度いってもらったり、意味を聞いたりする
- 映画は英語字幕を付ければ6~7割理解できる
- ビジネスとしてはまだまだ使えないレベル
「英語の学習方法」と検索すると、膨大な情報がでてくるし、正直どれも有益な情報たちです。しかし、なんとなく気になった方法で勉強をしていても、自分に合っていない学習をする→わからない→成長を感じない→挫折の英語学習者あるあるに陥ってしまいます。
そうならないためにどのような人が、どの教材で、どのように勉強するのが効果的なのか、細かく解説していきます。
あるぱか
レベル1★
具体的にどんなレベル?
- 過去形や現在完了など使い方がイマイチ分からない。
- 英語で自己紹介なんて、一言目から言葉が出ない
これらに当てはまるあなたは、レベル1です。
そんなあなたは、どんな新しいことをを始めた時も最初はそうするのと同じで、まず『英語の基本的なルール(文法)』を知る必要があります。
ここでいう基本的な英語のルールは、具体的に言うと中学生のときの授業で習う英語の文法です。
レベル1の人が用意するもの
中学生英語を復習する参考書1冊
中学生英語の参考書といっても、難易度はさまざまです。しかしこの時点で高度なことを参考書で読んだとしても身にはつきません。なので、本当に各単元、最低限の事がまとめてあるシンプルな参考書で大丈夫です。
あるぱか
この参考書は本当に必要なことだけシンプルに分かりやすくまとめてあります。この参考書が7割理解できるとOKです。
あるぱか
どうやって勉強する?
とりあえず参考書を読みこんで、英語の基本的なルールを頭にいれましょう。
参考書を読み込んで行くうえで、出てきた知らない単語はなるべく覚えて行きましょう。
ただ、嫌になってやめてしまうことが一番よくないので、つめこみ過ぎないようにしましょう。
そして、1日の学習はなるべくきりのいいところでやめましょう。きりの悪い所でやめると、どうしても残尿感が残ってしまい、しっかり頑張ったのに、「途中でやめちゃった・・・」という自己嫌悪感につながります。
また、感覚的には7割理解できているなくらいで大丈夫です。完全に覚えていなくてもいいです。覚えたかどうかではなく理解しているかどうかが大事です。
レベル1の人が注意すること
レベル1の人は、中学英語の参考書以外にすべき学習法はほぼ無いです。参考書に1点集中しましょう!
『映画をみて勉強してみようかな~』
『英会話ラジオ聞いてみようかなあ~』
『英語の本でも買ってみようかなあ~』
『いや、いっそ留学行っちゃおうか!』
今はどれもぐっと我慢してください。
まず基本の英語のルールも分からないのにこれらが理解できるわけありません。
いくら、聞くだけで~みたいなCDや、子供用の英語のアニメなどでも同じです。絶対に理解できません。
理解できないのが当たり前なのに、聞いても聞いても聞き取れない自分があたかも出来損ないかのように感じて、挫折に繋がるうえ、時間のムダです。
レベル2★★
具体的にどんなレベル?
- 中学の文法は完ぺきではないけどなんとなく理解した
- 英語で自己紹介も単純な文章の組み合わせなら出来そう。 →スポーツが好きです。弟がいます。~出身です。~に行ったことがありますなど
これらにあてはまる、英語の基本ルールブックがなんとなく頭にあるあなたは、レベル2です。
レベル1だった人も、レベル2の条件に当てはまるレベルにきたと思ったら、レベル2の勉強にシフトしましょう!
レベル1で知識として『知っている』まで身に付けた英語の知識を、今度は『使える』レベルにしていく段階がレベル2です。
ではどうやって使えるようにしていくか、というとそれに効果的なのが短い文章での英作文の数をこなしていくことです。
この訓練をすることで養われるのは
- 話す力
→英作文が出来る=日本語を英語に直せる=言いたいことが英語に出来る=話せる - 聞く力の土台
→英語⇔日本語の変換のスピードが上がることで、聞いて→理解するまでの時間が断然短くなり、相手から発された文章を瞬時に理解することができるようになります
レベル2の人が用意するもの
英作文の参考書
私もとってもお世話になったこの1冊。この参考書の何週目かをやっている時にふと、
あるぱか
と感じたのを今でも覚えています。
そしてこの参考書のレビューに
この参考書に載っている文章は日常生活で使えない英語ばかり!
というレビューがありました。
この参考書はそのまま使えるフレーズ集じゃないです。この参考書の文章に使われている文法を会話の中ではどのように使っていくのかを学ぶための文章たちが掲載されています。英語の文章の感覚を養うための訓練用の文章たちです。そしてそれらは本当に会話力につながります。
どうやって勉強する?
これ1~2ヵ月目安でやってみましょう。忙しい人はもっと時間をかけても大丈夫です。少しづつでも、こつこつ諦めない事が大事です。
レベル2の人が注意すること
この参考書を進めていくうえで、先ほども言いましたが、フレーズ集ではない事を忘れてはいけません。
参考書の中の文章を丸暗記しても全く意味がないです。この文章の時は、この単語・文法を使うんだ、とひとつひとつ理解していくことが大事です。
また、手短にある、映画やドラマなどでリスニングの勉強や、オンライン英会話を始めたくなる気持ちもわかりますが、それらが必要なタイミングはこの後にちゃんと来ますので、もうちょっと我慢しましょう。
レベル2でも、正直まだまだ、映画やドラマや英会話で実践をするほどのレベルには達していません。達していないのに挑戦すると、全然わからない・・・わたし英語ぜんぜん伸びてないじゃん・・・そして挫折します。
どうして、まだリスニングをするタイミングじゃないの?
自分が言えないことは、聞き取ることが本当に難しいからです。
脳で言葉を理解するスピードで考えてほしいのですが、自分が話すときは【思って】からなんて言えばいいかなと【理解】して【口に出す】まで、自分のペースで時間を置くことができます。
しかし、相手から突然発された言葉に関しては、事前に予期する事(もちろん予想することはできますが、なんと言われるか一語一句あてることはできませんよね。)が出来ないので、相手から【言われて】瞬時にその言葉たちを【理解】していく必要があります。
なので、リスニングはどうしても、その言葉に出会ってから→理解するまでの時間を短くする必要があるのです。そんな風に瞬発力をよくするには、英語の知識をよく自分に落とし込んでおく必要があります。
自分のペースでできる『話すこと』がまだできない間は、聞くほど高い瞬発力はもてていない、という事になります。
でも、どうしてもリスニングも並行してやりたい!という人におすすめするのが
日本語で話すよしさんと、英語で話すエイブさんの会話を聞くことが出来るポットキャストです。よしさんが日本語ではなして、たまにエイブさんの言ったことを解説してくれるおかげで、初心者でも会話を理解することが出来ます。
レベル3★★★
具体的にどんなレベル?
- 中学生レベルの英作文問題はほぼ出来る。 →多少間違えたり、単語が分からないのはOK。上記の瞬間英作文の参考書を持っている人はそれが8割9割出来るようになった、もっていない人は本屋さんで中学生用の英作文の参考書をパラパラっとめくってみて、8割9割できそうとおもったらあなたはレベル3です。
ここまで英語の力がついて来たら、ようやくアウトプットの訓練にシフトしていきます。会話の練習に入る前の大詰めです。
自分の知識をアウトプットさせてもっと脳に定着させます。アウトプットして知識を脳に定着させていくことで、英語を聞いた時に瞬時に理解出来るよ瞬発力がついてきます。
レベル3の人が用意するもの
お気に入りのノート1冊
HELLO TALK(無料アプリ)をダウンロード
ハロートークは、あなたが習いたい言語を話す、あなたの母国語が習いたい人とあなたをめぐり合わせてくれるアプリです。気の合う人を見つけたら個人的にやりとりすることもできますし、掲示板のようなところに英語を投稿すると、英語スピーカーたちがあなたの英語を添削してくれます。

どうやって勉強する?
日記を英語で書きます。
まずは、日本語で今日あった細かい出来事、思ったことをなるべく長めに書いていきます。それを、グーグルを活用しながら英語に直していきます。なるべく長い文章を書くというのがポイントです。参考までに私のある日の日記を紹介します。
今日は仕事の後、つよしと食事にいった。
別につよしに会いたかった訳ではないけど、暇だったし一人でご飯をたべるのもさみしいので連絡した。
あいつは「俺はめちゃめちゃ稼いでる」といつも自慢するくせにおごってくれたことはない。
自分が誘ったくせに時間を無駄にした気分。
I went to get dinner with Tsuyoshi after work tonight.
It doesn’t mean that I particularly wanted to see him,but it’s better than eating by myself,so I called him.
He always tells me ” I earn a lot of money”.
However he has never paid for me,such a small man.
Even though I asked him togo out for dinner,I felt like I wasted my time.
幼馴染のウザキャラの男友達と夕食に行った時の日記です。わたし最悪ですね。(笑)でもこんな風に、気持ちとかその時の状況とか詳しく書いてみると勉強になります。毎日、今日も仕事に行った。晴れていた。男友達と夕食を食べた。だけでは勉強になりません。
日記を英語に直すときに使えるサイトを2つ紹介します。
Weblioは、例文を検索することができるので、今自分が言いたいことに一番近い言い回しを調べることができます。DMM英会話なんてyou knowは、みんなの「これ英語でなんていうの?」という質問に英語話者が答えている掲示板のようなサイトです。
これらを駆使しながら作った自分の日記の英語と、日本語の原文をまとめてHELLO TALK に投稿してみましょう。きっとすぐに添削してもらえるので、そこで分かった正しい言い回しや単語をどんどん吸収していきましょう。
レベル3の人が注意すること
これは、2カ月くらいでいいです。
途中で、たまに日記ではなくで、自己紹介の日や、自分の趣味について語る日などを作ってもいいです。

あるぱか

レベル4★★★★
具体的にどんなレベル?
- 自分の日記や文章をだいたい英語に直せる →知らない単語を調べるのはOK、自分の文章をわりとすんなり英語に直せるな、という感覚が出てきた時
レベル4の人が用意するもの
オンライン英会話に登録
何社か体験レッスンをしてみて自分に合うところを契約することをおすすめします。

どうやって勉強する?
はじめの段階ではネイティブスピーカーの先生を選ぶ必要はありません。会話で相手の言っていることを吸収しよう!というより、自分がここまでに積み上げてきた英語の知識を発揮する方に意識を向けましょう。目的はアウトプットして脳に知識を定着させることです。脳に知識が定着すると、やっと瞬発的に相手の言っている事と自分の知識を結びつけられて、理解できるようになったり、なにか言いたいときにすらすら口から言葉が出てくるようになります。
先生と話しながら、「これ英語でなんて言えばいいんだろう」と思ったことや、伝えたいのにうまく伝えられなかったことをメモに残して、授業が終わった後に自分で調べてみましょう。調べたらそれで終わりではなく、HELLO TALKに、これは英語でこうやって言うのであっているかな?と投稿してみましょう。
あるぱか
レベル4の人が注意する事
また、オンライン英会話で話し始めると自分の発音が気になる人もいるかと思いますが、この段階では発音を無理に意識しなくていいです。もちろん会話の中で、先生の発言を聞いて、「ああそういうんだ!」と気付けたことは真似してみるといいです。ただ、伝わってるのであれば、とりあえず今は発音は置いておきましょう。伝わらないレベルで発音がおかしい場合は、オンライン英会話の先生に教えてもらいましょう。
なんでも、一度に詰め込もうとするよりも、余裕が出てきたら1ステップのぼる方がスムーズに学習がすすみます。ここも一緒で、会話にだんだん慣れてきた実感が出てきてから、発音矯正に入ります。
また、オンライン英会話で先生の言っていることが分からないからと言って落ち込まないでください。リスニングの勉強なんてしてないんだから分からないに決まってます。何度も聞き返して最終的に意味が分かればOKです。
レベル5★★★★★
具体的にどんなレベル?
- 英語での会話がなんとなく成り立つ →感覚的には、会話をしていて向こうの意図はなんとなくくめるし私の意図もなんとなく伝えられるくらいで大丈夫。細かいニュアンスが分からない事があるのは問題ないです。
どうにかこうにか会話を成り立たせて→質を上げていきます。なにごとも、まずは形を作ったあとに質を上げていった方がスムーズにいきます。
レベル5の人が用意するもの
発音矯正の教材
これは書店でCD付きの参考書を何冊かみてみて読みやすいものを購入しましょう。現在私の方でも皆様に胸を張っておすすめできる教材を検討中です・・・
オンライン英会話の発音矯正のレッスン
これは、あればで大丈夫です。もしも契約したオンライン英会話の会社で発音矯正の授業があるのならば受講しましょう。
どうやって勉強する?
日本語の発音にはない発音の仕方を物理的にどう発音するのかを学びましょう。
thのサウンドや、RとLの違いなど、日本語の発音が刷り込まれた私たちは、やはり聞くだけ習得するのはなかなか難しく、発音するときの舌や口の動き方を学ぶのが発音がよくなる近道です。
レベル5の人が注意すること
発音を矯正し始めると、いかに自分の発音が違うか気付いてしまって、オンライン英会話などで、恥ずかしくなって発言しにくくなったりします。
でもそれは大きな間違いで、英語は『伝える』ための道具であって、伝わるのならばそれでいいんです。発音矯正は装飾品でしかないのです。もちをん装飾品を付けていた方がきれいですが、なくても全く問題はないんです。
ただ、発音矯正には『美しくしゃべる』以外にもメリットがあります。
発音矯正をして、正しい発音を学ぶとリスニングが楽に出来るようになって来ます。RとLの違いが分かる→言えるようになる→聞こえるようになります。
レベル6★★★★★★
具体的にどんなレベル?
- オンライン英会話もストレスなく出来る
- 完璧にできなくとも、発音矯正は一通りならって、日本語と英語の発音の仕方の違いはなんとなく分かる
ここまで来たら、やっとリスニングの勉強に本腰を入れていきます。このレベルまでこないと、ネイティブスピーカーの会話のスピードで相手の言っている事を理解するのはなかな難しいです。ここまできたら、やっとネイティブスピーカーの言っていることが理解できてくるので(10割ではないです。6割前後)ネイティブスピーカーからどんどん吸収(発音や言い回し)していきましょう。
レベル6の人が用意するもの
Hapa英会話(ポットキャスト/無料)

Hapa英会話のポットキャストは毎回お題に合わせたネイティブ同士の会話を2~3分ほど聞かせてくれて、そのあとその会話で使われたワードの説明をしてくれます。ホームページにはすべての会話のスクリプトが英語で載っています。
TEDICT(アプリ)

TEDICTは490円で購入できる、TED TALKで学べるアプリです。テッドトークを1文章ずつに切り分けて、文字を見ながら音声も聞いて自分も言ってみてという訓練が出来るアプリになっています。
どうやって勉強するの?
どちらを使って勉強するにしても
まずは英語を聞いてみる
↓
英語のスクリプト(台本)をみて知らない単語を調べる
↓
もう一度聞いてみる
↓
自分も口に出して、同じスピードで読んでみる
ひたすらこれをつづけます。また、オンライン英会話も継続して続けましょう。なるべくネイティブスピーカーの先生を選ぶといいです。
この勉強をはじめてだいぶ経たないと、映画やドラマは理解できないかと思いますが、英語のスピードの感覚を身に着けるために休憩がてら、英語字幕をつけて簡単な内容のドラマ(映画は長いのでしんどい)を見る事をおすすめします。

また、このレベル6が英語学習者の人がよく行シャドーイング学習(※)に最適なタイミングでもあります。シャドーイングはある程度発音などの方法・文章の意味を分からないとまったく意味がないのでこのレベルまでいかないと効果があまりありません。
※外国語によるスピーチを効きながら同じスピードで復唱する学習方法
レベル6の人が気を付けること
ここまでくると、特別気を付けてほしいことはありません。レベル6まで勉強を続けると、だいぶ勉強することに対しての負担は減ってきて、勉強というよりは趣味位の感覚で学習が出来るようになるかと思います。
ただ、まだ映画やドラマが完璧に理解できるレベルではありません。それらをみて、「わからない」と落ち込まないでください。そこに到達できるのは、レベル6の学習をだいぶ根気強く長く続ける必要があります
番外編→単語の勉強
ここまで触れてこなかった単語の学習ですが、ここで書いているレベル6までの学習の過程の中で出会った知らなかった単語たちを、その単語が入っていた文章も含めて1冊のノートにまとめて、自分の単語帳を作りましょう。

市販の単語帳を使うと、神経衰弱のように英単語と日本語の訳は覚えられたとしてもイマイチその単語を使う所のイメージが付かず、知っているけど使えない単語になってしまいます。
英語が話せるようになる『魔法』なんてない
この記事を読んでみてどうでしたか?まだまだ中学英語もままならないのに、映画やドラマで勉強をしようとして挫折しかけていた人など、自分に合わない勉強をしていた人も多かったと思います。
また、英語を話せるようになるにはこんなに地道に物事を進めないといけないの?と思った人もいるのではないでしょうか
話せるようになるまではとても長いみちのりになります。しかし、しっかり一歩ずつ進めば必ず達することが出来るゴールです。
上記で書いたプロセスをすべて行ってもたどり着くのは中級レベル。ネイティブには程遠いです。しかし中級に達せない人はネイティブレベルにはなれません。飛び級できる裏技もありません。地道に一歩一歩進んでいきましょう。
たかが中級か・・・と思われるかもしれませんが、中級レベルまでの英語力があれば、英語圏で接客業は出来るし、普通に会話がレベルです。ビジネスとして使わない限りとても十分な英語力ですし、TOEICのスコアでいうと800点前後、センター試験も8割以上が取れるような英語力になります。
もともと自分に自信が全くなかった私ですが、英語が話せるようになった今、自分に自信が持てていろいろなことにやる気が出るようになり、人生がいきいきしてきました。この記事がちょっとでも皆さんのやる気スイッチが押せるといいなと祈っております。